品物そのもののよさを生かし、「あっさり、新鮮」が売りです。調味料も少なめで、「あっさり、薄味、新鮮さ、コク」に重点を置いて調理されています。日本文化の影響もあり、淡白な味わいです。

広東料理は、煎じる、焼く、炒める、蒸す、煮るなどの調理法を用い、すべて細やかに料理されています。使用する食器は、極めて精巧緻密で有名です。

福建料理は海産物の蒸し料理が中心となっています。あっさりした口当たりと甘酸っぱい味が特徴です。

四川料理の最大の特徴は一般的な食材で、優れた美味しさを演出するところです。痺れるような辛さは食欲を大いに増進します。

北京料理は清朝宮廷料理、モンゴル族の料理の特色を融合させた料理です。調理方法は極めて豊富で、火加減と切り方が重視されます。あっさりした味と、柔らかいマイルドな味が特徴です。

上海料理の代表とされているのが江浙料理です。発祥地は中国の東南沿海地方です。川や湖が多いため、新鮮な海老、蟹、うなぎ等が豊富で、海鮮料理が多いです。

湖南料理における肉の調理方法は「燻す」という独特な方法を用います。濃厚な口当たりは湖南料理の特徴です。四川料理と同じく、殆どの料理に赤唐辛子をたっぷり使用するのが特徴で、非常に辛いながらも癖になります。