フィリピン訪問(2007年2月)

1999年から叔父がかかわっていたフィリピン・レイテ島での遺骨収集や慰霊活動に参加しながら思いました。
「医療に携わる自分ができること」は何だろうと。その答えは現地を訪れ、子供たちをマジックで喜ばせることでした。

2007年2月、フィリピンを訪問。
マニラ市、ケソン市の小学校やスラム街など5カ所でマジックショーを開き、約三千人の子供が集まりました。

新聞紙で作ったクリスマスツリーを手にする子供

フィリピンでは、路上で物売りなどをして暮らす「ストリートチルドレン」と呼ばれる貧しい子供たちがたくさんいます。
ゴミ山のゴミを拾い生計を立てるという非常に厳しい環境の子供たちもいます。
つらいこと、悲しいこともたくさんあるでしょうが、マジックショーの間は明るく無邪気な笑顔を見せてくれました。

マジックショーに続いてお菓子や米を住民たちに贈り、大変喜ばれました。
その後、医療奉仕も実施。現地の小学校でひとりひとり診察しました。

マジックショーの後の診療

マジックショーと医療奉仕、食物提供、現地の方たちとの交流。
これからも生涯続けていきたいと思っています。
子供たちの笑顔を見るのがとても楽しみなんです。
将来的には、フィリピンから医療に携わる人材を育てたり、介護や日本語を学ぶ場をフィリピンに設けたい。
福岡に就労の場も提供できればと考えています。

お米やお菓子を贈りました
(伊藤実喜)