漢方生薬講義

国際医療奉仕連合会 理事長 呉坤忠は、2008年6月3日、福岡市博多区中洲にある福岡県中華総会にて漢方生薬講義 を行ないました。
福岡県中華総会は、在日華僑団体の安定と団結を基に1946年に結成され、祖国の発展と日本政府・民間団体との交流の促進を目的に創立されました。
呉坤忠は、台湾出身ということで中華総会とは昔から交流があり、今回の講義となったものです。

講義風景・舌診

漢方薬は、約2000年前中国で作られ現代に至っています。
漢方薬とは2種類以上の生薬の組み合わせにより調合された薬のことです。
今回の講義は、数多くの漢方薬の中から、「潰瘍性大腸炎」などの治療にも使われる漢方薬「柴芍六君子湯(さいしゃくりっくんしとう)・柴苓湯(さいれいとう)・人参湯(にんじんとう)」について行ないました。

大腸炎は慢性になりやすく、民間療法とともに漢方薬での治療も行なわれています。
中華総会には大腸炎を煩っている方がおられ、大変熱心に聞いていただきました。 少しでもお役に立てればと願っています。